2012年2月19日日曜日

采配 論点思考

なかなか出来ていなかった読書。一時期の忙しさから比べたら落ち着いてきていますが、4月のC/Oに向けて追い込み時期にかわりはなく、週2回のタクシー帰りも続いています。


そんな中、以下を読み切ることができました。


・采配 落合博満著
・論点思考 内田和成著
















印象的な言葉をメモ


<「采配」より>
・「一流には自力でなれるが、超一流には協力者が必要」
・「相手の気持ちに寄り添いながら、自分の考えを伝える」


<「論点思考」より>
・最も重大な過ちは間違った問いに答えること
・論点設定について
 ・論点は人によって異なる
 ・環境とともに変化する
 ・論点は進化する
・戦略とは捨てることなり
 救急医療の現場で行われる治療の優先順位を決めることと「トリアージ(Triage)」という。JR福知山線事故の際、このトリアージが行われ、最大限の人の命を救出するという使命の元・・・これは、しかし納得いく理論。


・相手の靴に足を入れる
 論点は無数にあるが、結局は相手次第。クライアントがなにを望んでいて、何を望んでいないのかを考えて論点を設定していく。相手の思考パターンで考えることが重要。
 Put yourself in his shoes.


・反対者の意見を想像する
 反対者の人の顔を想像しながら、自分が相手だったら、自分の主張や提案にどういうケチをつけるかと考える。そうすることで代替案が思い浮かぶ。


・聞く力とは極論すると問題意識。問題意識をもって聞くと、相手がなにげなくいった言葉が自分のアンテナに引っかかる。




この最後のポイントは、覚えておきたい。
この仕事をしていると、自分の主張に反論され同意を得られない場合というところが、でてくる。その時に、説得に入るのではなく、何が引っかかるかをときほぐし、そのひっかかりをとるための提案をまた練る。
これができるか否かが、信頼をおけるコンサルタントになるための一歩なのかなと。